買付が入った。金額もよい。他の会社はお断りした。
そのあとで「決裁が通りませんでした」と言われた。
そういうことが起こります。
紙の見た目は、同じです

買付(購入の申込書)を出すとき、会社には2つのやり方があります。
ひとつは、社内の決裁を通してから出すやり方。出てきた数字は、会社として決めた数字です。
もうひとつは、売主さまの承諾をいただいてから通すやり方。出てきた数字は、担当の方が「通せるはず」と考えた数字です。
売主さまの手元に届く紙は、どちらも同じように見えます。
そして買付は、契約ではありません。契約までは、法律上の縛りがありません。ですから「通りませんでした」は、言おうと思えば言えてしまいます。
困るのは、そのあとです
流れただけなら、元に戻ればよい。そう思われるかもしれません。
ところが、戻れないことがあります。
お断りした会社は、そのあいだに別の土地を決めています。そこで枠が埋まれば、もうこちらは見に来ません。
金額の大きいほうを選んだつもりが、手元に何も残らない。これがもっとも避けたい形です。
ですから、数字の大小だけではお勧めしません
どちらのやり方をする会社なのか。担当の方がどこまで通してきた方なのか。
そこを踏まえたうえで、両方を並べてお伝えします。決めるのは売主さまです。
金額をお伝えする前に、買うのがどこの誰になるかを調べる、と申し上げているのは、こういうことです。
まとめ
- 買付には、社内の決裁を通してから出す型と、承諾のあとに通す型があります
- 売主さまの手元に届く紙は、どちらも同じに見えます
- 買付は契約ではないので、あとから流れることがあります
- 断った会社の枠がそのあいだに埋まると、戻れなくなります
- 数字の大小だけでなく、どこの誰が出した買付かを見て決めます

