一宮市の解体補助金(令和8年度)は、解体業者と契約する前に申請しないと使えません。受付は12月15日までですが、市のページでは「まもなく予算の上限に達する見込み」と案内されています(2026年11月2日に確認)。一宮市で古い家・空き家の解体を考えている方へ、申請の流れと、つまずきやすい所を順番にまとめます。
この記事の要点
- 対象は、昭和56年(1981年)5月31日以前に建てた木造の家で、耐震診断で「倒れるおそれがある」と出たもの。
- 補助は解体工事費の23%(上限20万円)。受付は12月15日まで・予定200戸・先着順。
- 順番は「申請 → 交付決定 → 契約・工事」。申請より前に契約や工事を始めると、補助金は出ません。
- 予算の上限が近いと案内されています。考えている方は、先に市へ電話で受付の状況を確かめてください。
ご注意:一宮市のページ(2026年10月22日更新)には「まもなく予算の上限に達する見込みのため、申請を考えている方は事前に電話で問い合わせを」と書かれています。この記事を読んだ時点で受付が終わっていることもあります。窓口は一宮市役所 住宅政策課 対策グループ(0586-85-7010)です。
一宮市の解体補助金は、どんな家が対象?
一宮市の「民間木造住宅解体工事費補助金」は、地震で倒れるおそれのある古い木造の家を壊すときの補助です。市のページに書かれている主な条件は、次のとおりです。
| 建てた時期 | 昭和56年(1981年)5月31日以前に建てた木造の家(プレハブ・ツーバイフォーなどは対象外) |
|---|---|
| 広さ | 延べ床面積が30㎡以上。お店をかねた家は、お店の部分が半分未満 |
| 耐震診断 | 市の「木造住宅無料耐震診断」で判定値が1.0未満、または「容易な耐震診断」で倒れる危険があるとされたもの |
| 工事のしかた | 建設リサイクル法に沿って、分けて壊し、再資源化すること |
| 補助の額 | 解体工事費の23%(上限20万円) |
| 受付 | 2026年4月1日〜12月15日・予定200戸・先着順 |
同じ敷地で、以前に市の耐震改修や解体の補助などを受けたことがある場合は申し込めません。まず、家を建てた年を確かめてください。登記簿(登記事項証明書)や、固定資産税の通知で分かることが多いです。
申請の流れ:はんこを押すのは「交付決定」のあと
一宮市のページにある流れを、順番に並べるとこうなります。
- 解体業者から見積もりを取る(見積もりだけなら問題ありません)
- 市に交付申請を出す(窓口のほか、オンラインでも受け付けています)
- 交付決定の通知が届く(申請から1〜2週間ほど)
- ここで初めて、解体業者と契約し、工事を始める
- 工事が終わったら、完了の報告を出す(工事の完了から30日以内か、1月31日のどちらか早い日まで)
- 確定の通知が届いたら、10日以内に請求書を出す → 補助金が振り込まれる
申請より前に契約したり工事を始めたりすると、補助金は出ません。「早く押さえないと予定が埋まる」と言われて、その場で契約してしまう方がいます。見積もりはもらっても大丈夫です。契約は、交付決定の通知が届いてからにしてください。
もう一つの落とし穴が、完了報告の期限(1月31日)です。年末に近づくほど解体業者の予定は埋まりやすく、申請が通っても、工事が間に合わないことがあります。今から申し込む方は、工事の日程まで先に業者と話しておくと安心です。
もう一つの制度「老朽空き家」の補助は、今年度の受付が終わる見込み
一宮市には、傷みのひどい空き家を壊すための「老朽空き家解体工事費補助金」(解体工事費の5分の4・上限20万円・予定5戸)もあります。ただ、2026年度は8月6日に予算の上限に達する見込みと案内されています。市の職員が現地を見て「不良住宅」と判定することが先に必要で、その判定の申し込みはいつでも受け付けています。来年度に使いたい方は、年明けから準備を始めると間に合わせやすくなります。
補助金より先に考えたい、売るときの順番
家を壊すと、元には戻せません。補助金をもらえるかどうかだけで決める前に、次の2つを確かめてください。
① 壊すと、土地の固定資産税が変わります
家が建っている土地は、固定資産税が軽くなる特例(住宅用地の特例)を受けています。家を壊して更地になると、この特例が外れます。固定資産税は毎年1月1日の状態で決まるため、年内に壊して、1月1日に更地のままだと、その年から土地の税金が上がります。売れる時期の見込みと、1月1日をまたぐかを並べて見てください。
② 壊さずに売れることもあります
建売の会社やハウスメーカーは、土地として買って自分たちで壊すことが多く、売主さまが先に壊さなくても話が進むことがあります。反対に、家を直して住みたい方や、直して売る会社は、家があることに価値を見ます。誰が買うかで、壊すかどうかの答えが変わります。
当社は、一宮市の解体補助金の申請をサポートします
代表の近藤は、愛知県宅建協会の空き家マイスターです。一宮市役所の「空き家総合相談窓口」の冊子にも、当社が載っています。解体の補助金について、次のことをお手伝いします。
- その家が対象になりそうかを、建てた年・構造・登記から一緒に確かめる
- 市に受付の残りの状況を確かめる
- 申請書の書き方をご案内し、添付する書類をそろえる
- 委任状をお預かりして、市役所の窓口へ提出する
- 「壊して売る」「壊さずに売る」の両方で、手元に残る額を並べてお見せする
申請のサポートは、売却をご依頼いただいた方、または当社がご紹介する解体会社をご利用の方が対象です(サポートの費用はいただきません)。くわしくは一宮市・名古屋市の解体補助金と解体のご相談のページをご覧ください。
よくあるご質問
Q1. 一宮市の解体補助金は、空き家でなくても使えますか。
使えます。「民間木造住宅解体工事費補助金」は、空き家かどうかは問いません。昭和56年5月31日以前に建てた木造の家で、耐震診断の結果などの条件に合えば対象です。
Q2. 先に解体業者と契約してしまいました。
一宮市のページでは、交付申請より前に契約や着手をすると補助金は交付されないとされています。まだ契約前なら、先に申請してください。迷ったら、市の住宅政策課(0586-85-7010)に確かめてください。
Q3. 今年度の受付に間に合わなかったら、どうすればいいですか。
来年度の受付を待つ道と、壊さずに家のまま売る道があります。どちらが手元に多く残るかは、買う相手によって変わります。壊す前に、一度ご相談ください。
解体の契約をする前に、一度ご相談ください
補助金が使えるか、壊すと税金がどう変わるか、壊さずに売れるか。並べてお見せします。相談だけでも費用はかかりません。
お電話:0120-122-200(通話無料・月〜土 9:00〜18:00)
LINE:友だち追加はこちら(@242tapke)。「資料」と送ると、売却のときに使う6点セットが届きます。
解体と補助金のことは解体の補助金と解体のご相談(一宮市・名古屋市)、一宮市の売却は一宮市の不動産売却(町ごとの相場と事例)もご覧ください。
出典:一宮市「一宮市民間木造住宅解体工事費補助金」(2026年10月22日更新、一宮市)/一宮市「老朽空き家解体工事費補助金」(2026年8月6日更新、一宮市)。2026年11月2日に確認した内容です。受付の状況・予算・条件は変わることがありますので、申請の前に市の窓口でご確認ください。税金は一般的なしくみの説明で、個別の判断は税理士・税務署にご確認ください。
監修:近藤 善伸(株式会社IR不動産コンサルティング 代表・宅地建物取引士・空き家マイスター)
株式会社IR不動産コンサルティング/宅地建物取引業 愛知県知事(2)第23786号/取引態様:媒介(仲介)。当社が買主となる場合は、その旨を先にお伝えします。

