月極の駐車場、コインパーキング、資材置場、畑として貸している土地。「空けてからでないと売れない」とお考えの方が多くいらっしゃいます。
そのままで売れる場合があります。
まず、いまどの形かを確かめます

- ご自身で貸している ―― 月極で、利用者さんと直接の契約。更地として売れます。利用者さんへの告知が要ります
- 事業者に土地ごと貸している ―― コインパーキング、資材置場、貸倉庫。契約書の期間と解約の条項を見ます
- 建物が建っている ―― 借地権がついている土地。底地としての売却になります
契約書が見つからない、口約束のまま何十年、というご相談もよくあります。それでも進められます。使われ方を伺えば、どの形にあたるかは見当がつきます。
空けてから売るか、貸したまま売るか
空けてから売ると、買う相手が広がります。家を建てる方にも売れます。その代わり、告知の期間を待ち、撤去の費用を払い、空けている間も固定資産税を払い続けます。
貸したまま売ると、待ち時間がありません。収入が続いたまま引き渡せます。撤去の費用も要りません。その代わり、買う相手はそのまま使える方に限られます。
空けたほうが高くなるとは限りません。空ける期間の税金と撤去の費用を引いてから、両方を並べてください。
駐車場のままだと、税の扱いが変わります
住宅が建っている土地には固定資産税の軽減があります。駐車場や資材置場には、それがありません。
家を壊して駐車場にした土地は、建っていた頃より税が上がっていることがあります。納税通知書をご覧になると分かります。
買う相手は、店頭に来ません
貸している土地を買うのは、家を探している個人の方とは限りません。
- いま借りている事業者 ―― 場所を手放したくない場合、相場より上を出してくることがあります
- 隣で商売をされている方 ―― つながれば駐車場や置場として使えます
- 建てて貸す会社 ―― 前の道と広さが合えば企画が乗ります
- お隣の所有者 ―― 自分の土地と合わせると使い道が変わります
こういう相手は、不動産会社の店頭には来ません。こちらから当たりに行く相手です。
まとめ
- 貸している土地は、そのままでも売れる場合がある
- まず、いまどの形かを確かめる。契約書がなくても進められる
- 空けたほうが高くなるとは限らない。税と撤去費を引いて並べる
- 駐車場は住宅用地の軽減がないため、税が高いことがある
- 買う相手は店頭に来ない。こちらから当たりに行く

